2013-10-18

Life with maid. メイドさんに見る、ムンバイ家事事情

メイドさん、最高。


掃除は、「結婚したらしなきゃならない」と思っていたら、しなくていい。


インドに来て良かった!!



メイドさんを雇うなんて、贅沢だなと思われるかもしれませんが、
インドでは、人を雇える人は、雇うべきだという考えがあるので、
専業主婦が家にいても、家計に余裕があれば、一般家庭もメイドさんを雇うのが一般的。


複数のメイドさんを雇う家庭もたくさんあります。
メイドさんも週に1日くらいはお休みが必要なので、毎日来てもらうために、複数人雇うのです。



皆さん気になる価格はというと、
ローカルインド人が雇う、ローカルメイドさんの場合、
週3日、基本的な日常の掃除のみだと月5000円内で来てもらえます。

ただしこの場合、メイドさんはローカル言語のみで、文字が読めないことも多いです。


一般的な駐在員の皆さんは、英語が話せて、和食の作れるメイドさんに毎日来てもらっていたりするので、
そうすると、倍どころでなく3倍、4倍、5倍・・・します。そして常時複数人来てもらってたり。
メイドさんも、いろいろなんです。



我が家は掃除のみ、メイドさんにお願いしていますが、
メイドさんに来てもらえるようになって、わたしの家事ストレス指数はぐーんと下がりました。

メイドさん、一般的には時間通りに来なかったり、
連絡なしで仕事に来なかったりすることも多いのですが、
うちのメイドさんは、15分以上遅れたことがない!


これってインドでは奇跡的。


時間通りに来る人、まずいません。
電気屋さんなり何なりを呼んでも、数時間遅れは序の口。むしろ来ないことも多い。

週3回来てもらっているうちの2回は、
私の出勤前の、朝7時半~8時半という早朝にも関わらず、来てくれて本当に助かります。
この、早朝に来てくれる人がいないくて、2ヶ月探しました・・・。


メイドさんは、朝の1時間のうちに、
洗濯→各部屋を箒ではく→雑巾がけ→バルコニー掃除→シャワールームやお手洗いの掃除→お皿洗いと台所掃除
をてきぱきとこなしてくれます。

掃除機がない、というか、一応ありますが質が悪いので、掃除機は使いません。
(掃除機を買える家はメイドさんを雇えるので、掃除機市場が発展しないんじゃないかと思ってます。)

私が何時間もかけていたことを、さくさく進めるメイドさん、さすがプロです。




うちのメイドさんは、他の家も掛け持ちしていて、
だいたいのメイドさんは、3家庭位を掛け持ちします。


一方で、中には1家庭にはりつきメイドさんもいまして、その場合は、1家庭だけで働きます。
ムンバイの家で、メイドさん部屋がついている家はあまり見ませんが、
部屋なしであっても、台所で寝たりして住み込む場合もあるそう。

ただ、そんなに住み込みは多くないと思います。

ムンバイの人口の6割はスラムに住むといわれるほど、スラムが広がっているので、
高級住宅街のすぐ近くにもスラムがあり、
スラムに住むことがほとんどであるメイドさんは、すぐ近くにいるのです。



今はメイドさんの充実しているムンバイ。
少しずつ状況は変わっているようです。

政府の、「全員に教育を」という方針もあり、経済発展もあり、
メイドさんも子どもを学校に通わせています。
メイドさんは、子どもをメイド以外の職に就けたいと教育に力を入れ始めているのです。


とはいえここにはカーストもあるので、簡単に変化はしないと私は思ってます。

メイドさんの数は、今よりは減るのかもしれませんが、
それと同時に、今後はより、メイドさんの家事スキルが見直されるのではないかと思います。

インド人主婦の家事能力は、メイドさんに依存しているので、
メイドさんが減ると、一番困るのは中流家庭の主婦。

メイドさんの偉大さがきっと見直されて、
より組織だったビジネスとして確立されていくのではないかと思っています。
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